トマト・ナス・ピーマン~夏野菜の種まき時期はデータで決める! 北海道ver.~
野菜オタク・ベジヲタ農業人のぬっきーです。
雪が溶け、少しずつ暖かくなり、春らしくなってきてる今日この頃。
自宅の庭やレンタル農地などで、今年は野菜を育ててみようかな!? と考えている方も少なくないのではないでしょうか。
そんな方に!そして、自分の記録のために!(笑)
今回は夏野菜の種を蒔くときに注意したべジヲタ流の3つのポイントをまとめよう!
1. 霜にあたる時期はいつまでか ~10年分のデータ活用~
べジヲタが住んでいる地域は盆地ということもあり、良くも悪くも寒暖差があり、夜間にかなり冷え込むこともあります。(5月中旬でも0℃台の気温になることがあります)
夏野菜の代表たち(トマト、ナス、キュウリ、ピーマンetc...)はインドや南アメリカ原産のものが多く、低温に弱いものが多い...!
そのため、夏野菜に限らず、種まき、定植の時期を間違ってしまうと、株が弱ってしまう、最悪の場合は枯死してしまうため、野菜を育てる地域の例年気温を知っておく必要があると考えました。
そこで、べジヲタは気象庁の過去の気象データを調べて
過去10年分(2010~2019年)の半旬(5日おき)ごとの日最低気温と最高気温(北見地方)
をまとめてみました。それがこちら↓
↑(参考) 半旬ごとの日最低気温をまとめたもの
気象庁で発表されているデータをExcelでまとめました。色の濃淡の範囲は右端に表記してます。一番下に半旬ごとの10年分の平均気温を表記してみました。
生育停滞または授粉不慮が発生する気温はそれぞれ
トマト:10℃以下、 キュウリ:12℃以下、 ピーマン:15℃以下、 ナス:16℃以下
となるので、べジヲタ畑での定植は
トマト:6月9日、 ピーマン:6月19日、 ナス:6月29日
を予定しています。
データから見ると、気温的に定植は早い方ですが、後ろに引き伸ばし過ぎると、今度は収穫時期が遅くなってしまうので、今回はこれで挑戦するところです。
↑ (参考までに) こちらは半旬ごとの日最高気温もまとめてみました。
2. 逆算せよ ~定植までの育苗期間~
特に夏野菜は育苗を必要とします。
育苗の必要性に関しては、下の記事で少しお話ししてるのでスキップします。
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品目により違いはありますが、2ヶ月から2カ月半かかるので、ポイント①で紹介した気温データをもとに、定植する日付を決定し、逆算して播種日を決めます。
これで、野菜の種子を播種する日が決まり、定植日まで決まりました。そして最後に...
3. 種子は光が嫌い!?
野菜たち植物は光を使って光合成するから、種まきした後も日光にしっかり当てるべきだろ! と思われる方もいるかもしれません。
品目により異なりますが、夏野菜たちの種子は光が当たると発芽しにくくなります。(ちなみに、ニンジンやダイコン、レタスは光を好みます)
なので、蒔こうとしている種子は好光性(光で発芽促進)なのか嫌光性(光で発芽抑制)なのか、確認しておくことが大切です。
夏野菜たちは嫌光性の種子なので、べジヲタは0.5~1.0cm程度の深さに種をまき、覆土させました。
これでも光は当たらないので十分なのですが、乾燥しやすくなり、水やりの手間が増えてしまいます。
そこでオススメは水まき後に新聞紙を被せておくこと!
↑こんなイメージ
以上3つに注意して播種を行い、トマトの発芽確認に行き着きました!
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今回はここまでいきましたが、最善はまだまだあるはず…!!
人生で一番若いのは今この瞬間。野菜のことを知り、野菜を楽しめるかどうかは今行動するかしないかで決まります。
野菜を楽しむ、ベジオタライフを満喫できる仲間がひとりでも増えると嬉しいです!
長文読んでいただきありがとうございます。