メロンの管理作業「ツル寄せ」~プロレスラーが1番上手い説~
野菜オタク・ベジヲタ農業人のぬっきーです。
美味しい訓子府メロンを生産するために大切な管理作業のひとつ「ツル寄せ」のお話。
今回はお盆時期に収穫できる訓子府メロンのハウスからお伝えします🍈
○ツル寄せ…どうして必要なの??
どうしてツル寄せが必要なのか。そもそも、ツル寄せとは何なのか。
メロンを定植して2週間ちょっと経った時の姿がこちら。
みんなあっちゃこっちゃ向いていて、このままにしておくと…
・となりのメロンに絡みついてしまう
・葉が重なり合ってしまい、競争に負けたメロンは光合成能力が低下し、生育にバラつきが出る
・後々、作業がしにくくなる
等の理由により「ツル寄せ」をします。
○ツル寄せって…なに??
ツル寄せ作業の意味、理由が分かった上で、次はどんな作業なのか。
管理をしてあげないとあちこちに伸びまくるので、このようにW字にツルを寄せます。
ツルが折れないよう、慎重に寄せて、U字の針金で押さえて終わり。
こうすることで、先ほど上げたタスクを解決できます!
○なぜ、プロレスラーがツル寄せ上手??
これは勝手な想像、ベジヲタの持論でしかありませんが…(笑)
このツル寄せ作業…思ってるより難しいのです…!
寄せるのも難しいけど、ただ寄せるだけでは、葉っぱが倒れてしまうのです…。
倒れるとどうなるのか…
・倒れた葉っぱを立ち上げよう!っとメロンが頑張ってしまいエネルギー消費、疲れてしまう
・株を大きく太くし、メロンの果実を着けたときに乗り越えられる体作りをする期間なので、他のところでエネルギーを使うのはできるだけ避けたい
そこで、葉っぱを倒さずツルをW字に寄せるテクニックはまさに
メロンの関節技
実際、メロンに関節はないけれど、なにかあるんですよ!うまーく立つ絶妙な寄せが!!
すこーしだけツルを捻ると上手く立ったり、針金で押さえるポイントをちょっとズラすだけで変わるのです!
それがすべて上手くいくと~
丸く大きな葉っぱがしっかり上に向いてますよね!
さらに、通路もスッキリします。
これが~
これで後々の作業も楽になるし、美味しい訓子府メロンも作れる!!
人生で一番若いのは今この瞬間。野菜のことを知り、野菜を楽しめるかどうかは今行動するかしないかで決まります。
野菜を楽しむ、ベジオタライフを満喫できる仲間がひとりでも増えると嬉しいです!
長文読んでいただきありがとうございます。