野菜オタク ベジオタ農業人のベジオタ日記

野菜ソムリエである農業者「べジヲタ農業人」が野菜への愛を語りながら、野菜の持つ栄養素や秘めた力を提供し、ベジライフを一緒に楽しんでもらう

季節限定ブロッコリーとは

おはようございます、野菜ヲタク・べジヲタ農業人のぬっきーです。

 

「わぁ...花蕾部分が紫色になっているぞ...」

 

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ブロッコリーを購入した時、そんな経験をしたことはないでしょうか。

 

それって大丈夫?美味しいの?病気!?農薬!!?

 

断言します。花蕾の紫色は体にとって無害で、むしろ良い効果があるのです!

 

結論から言うと、紫色の正体は疲れ目に効くと言われているあの色素です。

 

それは「アントシアニン

 

冬に収穫されるブロッコリーでよく見られる現象なのです。寒い空気に当たることでアントシアニンが生成され、紫色が出てくる。

 

すなわち、冬季限定のブロッコリーなのです!

 

野菜・ブロッコリーってすごいですよね。

 

土の中から窒素やリン、炭素を吸収して、そこからカロテンやビタミンCを作り出す力があるだけでも素晴らしいのに、シーズンによってさらなる栄養素を生み出す。

 

食べ方や調理法によって得られる栄養素はかなり変わる(特にビタミンC)

 

それだけではなく、栽培方法や栽培時期によって野菜が持つ栄養素も変わる。

 

本当にこの野菜たちが持つ「野性的な力」の強さに驚かされる。

 

これも僕が野菜ヲタク・べジヲタ農業人になった理由の1つ。

 

野菜たちの野性的な力、もっとあるはず、あるに違いない。

 

季節限定ブロッコリーの野性力のお話はここまで。

 

 長文を読んでいただきありがとうございました。

 

(追記)

季節限定ブロッコリーの紫色「アントシアニン」は茹でると緑色に戻ってしまいます!